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みやざき風土記
県総合博物館・県文化課・県立図書館で民俗や文化財、郷土史料等専門的業務に長年従事した専門家が、風土や風俗、伝統芸能、地域史など宮崎の文化を分かりやすく紹介します。
 
No.225 日之影神楽2
前 田 博 仁 ( 宮崎民俗学会会長 )
大人神楽
 岩井川系神楽は天神、八幡、太子など土地神の舞を重要演目と位置付ける。特に太子様は諸塚太白山に由来する。
 平成八年以前は民家を神楽宿にしており、神楽を行える三〇畳程大きな民家は一〇軒ほどあったが、家財持ち出しに三日、元に戻す作業が二日を要し大変な作業だった。平成八年歌舞伎の館ができ現在はそこで披露している。

 神楽は「すがもり神事」で始まる。
 白張に烏帽子、白足袋の老奉仕者がカズラを持つなか、神饌・祭具を持った舞子や氏子、参観者が潜り三巡する。次にカズラを下に掲げそれを跨ぎ三巡、再度潜る。カズラを潜ることによって祭具を浄め、舞子や氏子などの身祓いとする。

 すがもり神事が済むと神迎えに岩井川神社へと向かう。神官の大幣を先頭に太鼓・鉦・笛、猿田彦が案内、祭神の天神、舞子、氏子、一般参詣者と続く。
 神酒と祓い幣で拝殿を浄め、祝詞奏上・玉串奉奠(たまぐしほうてん)など神事を行い、迎え神楽を奉納する。東西、鎮守、太子様、杉登、天神様、注連神楽の6演目を文化財愛護少年団の若者が奉納する。その後、白布尺物で社殿祓いをし、太子と天神を白布の上を歩かせて迎える神渡しをする。道神楽で階段を下り、途中の鳥居を三巡する。歌舞伎の館に舞い込み、御神屋を 三巡して全員が直る。

演目
一番 森の正教
   祭場を浄め、五気の順運を願って暮らしの安全を祈願する。唱教あり。
二番 彦舞 一人舞。着面、白毛笠、白張、白袴、背に梵天。鈴と面棒(杖)。
   猿田彦の舞。伊弉諾尊・伊弉冉尊二神の国生みに至る順序を説く舞。
三番 東西 四人舞。烏帽子に赤鉢巻。、白素襖、白袴。鈴と扇。
   八百万神に申し降ろす舞。四方を割り五方を踏んで神庭固めを行い、神々の降臨を歓迎する。
四番 鎮守 二人舞。毛笠に赤鉢巻、白素襖、白袴。鈴と扇。
   神鎮まりの舞。式三番のひとつ。鎮めの神歌の後舞い出す。
五番 天神様の舞 一人舞。黒毛笠、白張に朱の千早、張り袴、両房の面棒。
   集落守護(祭神)の菅原道真の舞。
六番 神颪 三人舞。烏帽子、赤鉢巻、白素襖、白袴。扇と榊(柴)。
   神を招き降ろす舞。神々の座つきを喜ぶ舞とも伝え、舞後半で「雲」を揺すり、在臨
   の象徴「切紙」を降らす。
七番 杉登(前段) 二人舞。烏帽子に赤鉢巻、白素襖、白袴。腰幣。
   はじめ鈴と扇で舞い、後半素襖を脱ぎそれを持って舞う。昇神の舞。式三番のひとつ。
   まず唱教を唱え舞い始める。
八番 座張 一人舞。毛笠、白張、白袴、シデ注連縄を腰に下げ、白の片ダスキ、素足。
   面棒を縦横に用い、曲技的に舞う暴れ神楽。太玉命の舞。入貴(鬼)神の役を担い、災厄
   神を祓い験力を示す。
九番 杉登(後段) 二人舞。烏帽子に赤鉢巻、白素襖、白袴。腰幣。二束の小幣。
   神庭を整え太玉命を讃える。物静かに舞い納める。
2022-04-12 更新
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著者プロフィール
前田 博仁(まえだ ひろひと) 
昭和40年宮崎大卒。県内小学校、県総合博物館、県文化課、県立図書館を歴任、
平成15年宮崎市立生目台西小学校校長定年退職。
現在、宮崎民俗学会会長
(県)みやざきの神楽魅力発信委員会副委員長、(県)伝統工芸品専門委員、
高鍋神楽記録作成調査委員(参与)、日南市文化財審議会委員

【著書】
『近世日向の仏師たち』(鉱脈社)
『薩摩かくれ念仏と日向』(鉱脈社)
『近世日向の修験道』(鉱脈社)、
『比木神楽』(鉱脈社)、
他に『鵜戸まいりの道』
『飫肥街道』(鉱脈社)

【共著】
『宮崎県史 民俗編』
『日之影町史』
『北浦町史』
『日向市史』
『みやざきの神楽ガイド』
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