ミテンの本棚 > キレイ スタイル | ||||||
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誰でも褒められると嬉しいものである。最近、私は「きれいなネイル!見せて!」と言われることがある。先日も病院の若い看護師さんが「わー!素敵、私達は仕事上爪が伸ばせないのでねえ、憧れちゃう」と私のネイルを何度も見て繰り返した。あまりにも素直に手放しに褒めてもらったので、その日は嬉しくて幸せな気分であった。お世話になっているネイリストさんに感謝!である。 一般的に日本人は褒めるのが下手だと思う。例えば、私の主人の母は料理がとても上手であるが、義父は生前一度も褒めたことがなかったらしい。「今日のおかずは美味しいね」と言われれば嬉しくて、もっと美味しいものを作ろうと頑張るのに・・・と義母はよく言っていた。黙って残さず食べたということは美味しかったということだ、そんなことも分からないのか。というのが義父の論理である。成る程なあ、そうはいっても口に出して褒めて欲しかった。「きょうはきれいだね」と妻に言う時代ではなかったにしろ「美味しいよ」ぐらいは・・・その度に義母は輝いたと思う。 さて、話しは変わるが私には4歳と2歳の孫娘がいる。娘の連れ合いの仕事の都合でボストンに住んでいて、4歳の孫娘はプリスクールに通っている。最初は英語も分からないし大丈夫かなあとずい分心配したが、実に大らかで子供達の良いところを最大限に褒める方針らしく伸び伸び楽しく通っているそうだ。去年の夏、ゆかたを送ったのだが孫娘はそれを着て下駄を履いて幼稚園に行きたいと言ったそうだ。一日中ゆかたという訳にも行かないので着替え持参で登園したところ、珍しかったこともあると思うが先生達の感嘆の声、声、声だったらしい。「何て可愛いの!」とか「すっごく素敵!」と本当に褒め上手だそうだ。孫娘の嬉しそうな顔が想像出来て私も嬉しかった。日本だと一人そんな格好して登園するのは勇気がいることだと思うが、それを良しとする雰囲気があるのだろう。こんな環境が彼女の生活全体に及ぼす影響はとても大きいと思う。褒められて伸びていければこれ程嬉しいことはない。 カップルで出掛ける時、男性がその日の女性をきれいだと褒める、レストランで隣席の女性が席を立った時、連れの男性にあなたのパートナーはエレガントだと耳打ちする、レストランで魅力的な女性を目立つ良い席に案内する、そんなことは欧米ではよくあることだ。カメラマンが「きれいだ」を連発し、モデルさんをのせてよい写真を撮ることもよく聞く。きれいの一言が女性に自信を持たせ、幸せにし、又、更にきれいになっていく。そう思いませんか? 「ヘアースタイル変えた?」「似合うよ」ぐらいはどなたでも言えると思うので身近な方に是非仰って欲しいと思う。 宮崎サザンビューテイ美容専門学校の学生は入学した時よりきれいになったりカッコよくなったりしている。美容学校の学生なら当たり前だが、先生達も変化を見逃さず褒めるように心掛けている毎日である。 |
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2008-03-07 更新 | ||||||
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